ファゴットが難しい曲(オーケストラ)
オーケストラ、管弦楽曲にはたくさんの曲があります
曲に中にはヴァイオリンが難しい、フルート難しい等、ある楽器がとても難しい曲があります
もちろんファゴットにもあります
僕が演奏したことある曲の中でファゴットが難しい曲を少し紹介します
選曲の参考にでもなれば嬉しいです
ベートーベン 交響曲4番
ベートーヴェン 交響曲第4番変ロ長調作品60 / クラウディオ・アバド (2001)
ベートーベンの交響曲は9つあります。9つ全ての交響曲にファゴットが美味しいところと、難しいところがあります。
9つの交響曲の中でも、交響曲4番は最もファゴットが難しいです
特に4楽章のファゴットソロは非常にテンポが速く、アマチュアで演奏するのは困難です
4楽章以外の楽章にも難しい箇所が多くみられます
もし選曲で交響曲4番がある場合はファゴットパート、エキストラに演奏可能か確認をとることをオススメします
モーツァルトもベートーベン同様、ファゴットが難しい曲を書く作曲家です
ファゴットのための協奏曲も作ってる数少ない作曲家です
フィガロの結婚序曲は、初めから最後までファゴットが難しい曲です
特に難しいのは冒頭、運指が難しいため普通に演奏することが困難なことに加え、弦楽器も同じ動きをしているので縦の線をそろえることも要求されます
冒頭以外にも高速のタンギングやソロもあり、プロオケのオーディションでは必須の曲らしいです
チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調作品36 / ヘルベルト・フォン・カラヤン (1973)
チャイコフスキーの交響曲はファゴット以外の楽器も非常に難しいです。チャイコフスキーのファゴットの特徴はメロディやソロが長いことです
モーツァルトやベートーベンはファゴットにメロディやソロがあっても一瞬です。しかしチャイコフスキーは長いフレーズをファゴットによく持ってきます
長いメロディやソロを吹き切る体力、目立つための音量が求められます
チャイコフスキーを演奏するときは、プロでもアシスタントをつけるオケが多いです
それだけしんどい曲です