オーボエの魅力と難しさ
オーボエの魅力って何を思い浮かべますか?
僕は音色だと思います。オーケストラで演奏しているとオーボエにソロがない曲はないのでは?と思うくらい作曲家はオーボエにソロを持ってきます
その理由はほかの楽器には出せない独特な音色
ほかの楽器と混じりにくいという特徴があり、非常に目立つ
白鳥の湖、韃靼人の踊り、クープランの墓等などオーボエが有名な曲はたくさんあります
ファゴットが有名な曲って言われても僕はすぐには出てきません
ファゴット奏者の中で有名な曲はあっても、普通のクラシックをあんまり聞かない人が知っている曲はファゴットにはないです
オーボエは逆です。白鳥の湖の名前を知らなくてもあの曲ね!バレエのやつでしょ!
と知っている人がいます
同じダブルリード楽器なのに認知度に大きな差があります
その理由がやはり音色です
のだめカンタービレの黒木君がオーボエではなくファゴットを吹いていたとしたらファゴットは有名になったでしょうか?
絶対になっていないし、アニメもドラマもはやらなかったでしょう(ファゴットを貶してるわけではないですよ)
それだけオーボエには人を引き付ける魅力があるということです
Henrik Chaim Goldschmidt plays "Gabriel's Oboe"
ガブリエルのオーボエ
この曲にはオーボエの魅力が詰まっています
素敵な音色の楽器ですがこの素晴らしい音色を出せるようになるにはとてつもない努力が必要です
自分もオーボエを練習していますが憧れた音色を出すことができるようになるのはいつになるのやら
ちょっと大げさですが初心者と熟練者の音色の違いです
左の初心者側は音を出していますが、まずオーボエをリコーダーみたいに息を通しても音は出ませんのでこの動画のイメージよりも難しい楽器です
そんな難しい楽器をなぜ練習するのかと聞かれると、音色が好きだからとしか言えません
いつか韃靼人のソロを吹きたいという思いで練習しています