ファゴットを始めた理由
楽器を始めた理由って覚えてますか?
吹奏楽部で始めた、ピアノのレッスンで始めた、軽音楽部で始めたいろいろあると思います。
自分が楽器を始めたのは大学に入ったころです
大学受験時に勉強を教えてもらっていた先輩が大学の管弦楽部におり誘われたのがきっかけでした
自分はそれまで音楽経験がなかったですが、なにか新しいことを始めたいと思っていたので先輩に誘われるまま入部しました
ただ特にやりたい楽器の希望というのがなかったのと大学から音楽を始めるという自信がありませんでした
一つバイオリンにはあこがれてましたが小さいころからやってないと弾けない難しい楽器というイメージが強くあきらめてました
今思えば大学から音楽、オーケストラを始める人はとても多いのでバイオリンを選んでもよかったかなと思います
実際大学から初めて社会人になってもアマチュアオーケストラで演奏している人っていますし
ただ当時の自分はそんなことも知らなかったので先輩にミスしても大丈夫な楽器はなにかと聞きました
今思えばそんな楽器はないといえますが当時は無知でした
そうすると先輩はヴィオラかファゴットがいいんじゃないかなとお勧めしてくれました
まあ、たしかに目立たない楽器ではあります
そしてその二つを実際に演奏してみるとヴィオラはバイオリンと形が近く難しそうだと思いました
ファゴットは何も考えずに吹いても音が鳴り、当時のファゴットの先輩にもすごい、才能あるとほめてもらえいい気分になりファゴットを吹くことに決めました
ファゴットって音出すだけなら本当に簡単な楽器なんですよ
まんまと先輩に騙されたわけです
のちに運指の難しさ、ミスしても大丈夫ではないということ、リード代の高さなどで後悔することも知らずに
別にファゴットを選んだことを後悔している訳ではありませんが自分からファゴットをやりたいと思って始めたわけではありません
日本の多くのファゴット吹きは自分からファゴットを希望して始めたという人は少ないのではないでしょうか?プロを含めて
自分からファゴットを始める人は少なくてもファゴットを続ける人は多い気がします(楽器が買えたら)
ファゴットは人手不足で募集が多いので楽団に入って続けやすいってのもあるかもしれませんが
決して派手で目立つ楽器ではありません
しかし不思議な中毒性がある楽器です
自分もファゴットを購入してまで続けることになるとは管弦楽部に入部した時には思いもしませんでした
もし吹奏楽や管弦楽部でファゴットになってしまった人がいたら落ち込まずにファゴットを練習してみてください
きっと楽しいと思います(お金はかかるけど)