ファゴットの独学
楽器をプロに習っている人の割合ってどれくらいなんだろう?
日本は学校にはだいたい吹奏楽部や軽音楽部がありなにかしら楽器を演奏している人の割合は高いと思う
その中でプロに習っている人の割合ってすごい少ないんだろうなと感じる
学校では基本先輩が教えて、たまに外部の先生を呼んで教えるという感じだと思う
外部の先生も個々の楽器のレッスンではなく合奏の指導がメインで個々の演奏指導とはなかなかいかない
ファゴットのようなマイナー楽器だとそもそも先輩自体が居らず、完全に独学で始める人が多い
そうなると変なアンブシュアやタンギングが癖になってしまい、上達の大きな妨げになる
自分のことではあるけど、自分が正しいと思っていたことが楽器のプロから見るとよくない方法であったというのはよくある
もし過去に戻れるなら初めからファゴットのプロに習っておけばよかったとレッスンを受けて思った
オーボエの3つのF
オーボエで難しいところはたくさんあります。その一つがFの運指だと思います。単音を出すだけなら簡単ですが、連符やスラーになるとキーの配置上とても難しくなります
右手薬指を使う運指ですが、この指は機動性は良くなく他の指の動きの影響を大きく受けます
右手をグーにして薬指を動かしてみるとよくわかります
薬指以外は指を立てることができますが、薬指は単独で動かせません
しかし日頃の使用頻度が低く、制約が多いこの指はオーボエにおいてとても重要です。日頃から意識して動かす練習をしておくといいでしょう
ただ、いくら練習していようとも通常の運指では演奏が難しい譜面もあります
このオーボエのFの音は変え指があり、譜面によって使い分けます
Dの運指で中指を開けるフォークF、Eの運指で左Fのキーを押すの二つです
個人的な使い方ですが
フォークF運指が自然なので早いパッセージのときに使います
左Fはスラーの時に音が途切れない時や跳躍が多い時に使います
運指的にはこの変え指二つの方が楽ですが、音色が悪かったり、音程が不安定なことが多いため常に使えるわけではありません
Fが出てくる時はどの指を使うかをあらかじめ決めておくことが大切です
オーボエレッスン日記1
オーボエを始めて2ヶ月...初めてレッスンに行ってきた
楽器を吹いた時間は少なかったけど、レッスンに行ってよかったと思いました
楽器の構えやアンブシュアを客観的に見てもらう事は上達する上でとても重要
アンブシュアを意識しすぎて口だけでリードを鳴らしているのを指摘された
楽器を鳴らすときは口も大切だが、喉や首も意識することも大切らしい
実際に意識してやってみると音が安定し、出しにくい低音も楽に出せる様になってきた
なかなか楽器を練習する時間がないなら、リードだけでも時間のある時に咥えて音を出すのも効果的らしい
唇の筋肉が衰えるのを防ぐことができ、練習効率が上がるらしい
いくら教本を読んでも得られない効果が、1時間足らずで得ることができた
お金はかかるが上達に早道はレッスンに通うことだと再確認した
京都市交響楽団ニューイヤーコンサート
年明けの初プロオケは京都市交響楽団のニューイヤーコンサートを聴きに行きました
プログラムはオールシューマンです
歌劇「ゲノヴェーバ」序曲
ピアノ協奏曲イ短調
交響曲3番ライン
指揮 クレメンス・シュルト
ピアノ 岡田奏
序曲は初めて聞きましたが各楽器がよくなっておりとてもよかったです
ピアノ協奏曲はシューマンの美しく不安定な感じがよく出ていました
ソリストの演奏も少し癖があって聞いてて楽しかったです
指揮者の好みなのかラインはとても落ち着いた演奏でした
FよりもPを聴かす演奏というのでしょうか
人によってはもっと楽器を鳴らす演奏のほうが好きかもしれません
私は落ち着いた演奏は好きなので満足でした
特にホルンのトップ奏者素晴らしかった
聴きに行ってよかったと思える演奏でした
ただブラボーはもうちょっと音の余韻を楽しみたいので待ってほしいです
ファゴットが難しい曲(オーケストラ)
オーケストラ、管弦楽曲にはたくさんの曲があります
曲に中にはヴァイオリンが難しい、フルート難しい等、ある楽器がとても難しい曲があります
もちろんファゴットにもあります
僕が演奏したことある曲の中でファゴットが難しい曲を少し紹介します
選曲の参考にでもなれば嬉しいです
ベートーベン 交響曲4番
ベートーヴェン 交響曲第4番変ロ長調作品60 / クラウディオ・アバド (2001)
ベートーベンの交響曲は9つあります。9つ全ての交響曲にファゴットが美味しいところと、難しいところがあります。
9つの交響曲の中でも、交響曲4番は最もファゴットが難しいです
特に4楽章のファゴットソロは非常にテンポが速く、アマチュアで演奏するのは困難です
4楽章以外の楽章にも難しい箇所が多くみられます
もし選曲で交響曲4番がある場合はファゴットパート、エキストラに演奏可能か確認をとることをオススメします
モーツァルトもベートーベン同様、ファゴットが難しい曲を書く作曲家です
ファゴットのための協奏曲も作ってる数少ない作曲家です
フィガロの結婚序曲は、初めから最後までファゴットが難しい曲です
特に難しいのは冒頭、運指が難しいため普通に演奏することが困難なことに加え、弦楽器も同じ動きをしているので縦の線をそろえることも要求されます
冒頭以外にも高速のタンギングやソロもあり、プロオケのオーディションでは必須の曲らしいです
チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調作品36 / ヘルベルト・フォン・カラヤン (1973)
チャイコフスキーの交響曲はファゴット以外の楽器も非常に難しいです。チャイコフスキーのファゴットの特徴はメロディやソロが長いことです
モーツァルトやベートーベンはファゴットにメロディやソロがあっても一瞬です。しかしチャイコフスキーは長いフレーズをファゴットによく持ってきます
長いメロディやソロを吹き切る体力、目立つための音量が求められます
チャイコフスキーを演奏するときは、プロでもアシスタントをつけるオケが多いです
それだけしんどい曲です