ダブルリード吹きの呟き

ファゴットとオーボエをちょこっと吹ける社会人の呟き 愚痴多め?

楽器紹介(ファゴット)

ファゴットは現在、オーケストラ、吹奏楽で主に使用されている楽器です

 

フルートやクラリネットと同じ木管楽器に属しており、

 

吹奏楽、オーケストラのマイナー楽器ランキング上位に常にランクインしてます

 

聞いたことないって人も多いのではないでしょうか?

 

楽器としての歴史は長く16世紀ごろには使われているそうです

 

オーケストラでは基本2本、吹奏楽では0本から2本使われています

 

音域は3オクターブ以上あり非常に広く、様々な曲を演奏可能であり、

 

音も非常に出しやすいです

 

クラシックの管弦楽曲では使われていない曲を探すのが難しいくらい使用されています

 

歴史も長く、決して出番が少ない楽器ではないのですが人気は低く、マイナーな楽器です

 

理由としてはまず楽器が効果であること

 

現在はかなり値段も下がってきましたがスチューデントモデルの楽器を買うのに50万以上が必要です

 

一方フルートやクラリネット、トランペットはスチューデントモデルは10万以下で購入できます

 

高価なため学校に楽器がないということも多いです

 

とりあえず初めてみるというのが難しい楽器です

 

次に維持費の高さです

 

ファゴットオーボエといったダブルリード楽器は葦で作られたリードというものが必要になります

 

このリードが高い、一つ3000円くらいします

 

また寿命あり練習頻度にもよりますが1か月で最低2本(6000円)は必要です

 

学生には正直きつい出費です

 

そして楽器の難易度

 

ファゴットは発音は楽器の中では簡単です

 

しかし運指が非常に難しいです

 

まず指を10本全部使い演奏する珍しい楽器です

 

またキーも多く左親指には約10ものキーが配置されています

 

音程も不安定で自分で音程を覚えとる必要があります

 

上記以外の理由もありますが人気がない理由はここまでにしときます

 

ファゴットはたしかに人気がない楽器ですがそれを補って余りある魅力がある楽器でもあります

 

ファゴットがオーケストラや吹奏楽の中で演奏されていても気が付かない人のほうが多いです

 

しかしファゴットが演奏されている中からいなくなると気が付くという人は多いです

 

ファゴットの主な役割は大雑把に言うと楽器同士の音をつなぐ緩衝材のようなものです

 

ソロなどの目立つ部分やメロディーももちろんありますが、一番の仕事は多種多様な楽器の音色を溶け合わせることが一番の仕事と奏者として私は思います

 

この役割ほかの楽器には難しく、ファゴットの一番の魅力です

 

目立ちはしないがいなくなれば困る縁の下の力持ち、それがファゴットです

 

ファゴットは全国的に奏者が不足しており、どこのアマチュア吹奏楽やオーケストラで募集されていますので楽団探しには苦労しません

 

これは個人的に思ってることですが多少へっぽこ奏者でも歓迎されます

 

最後にファゴットの魅力がわかる曲を張っておきます

 


フチーク作曲コミック・ポルカ「小言の多いおじさん」水谷上総ファゴットソロ Bassoon Solo

っておきます

 


V.ズッキアッティ「C.M.v ウェーバー: ファゴット協奏曲」